「傾斜地に建つ住宅」
30代の若い夫婦と子供2人の住宅である。両親の住む母屋が敷地上段に隣接している。
施主から滋賀県建築士事務所協会のアーキ・サポート(設計コンペ)に依頼があり、応募・選定された。
傾斜地には上下によう壁があり、そのよう壁は既存のままとすることが法的な条件とされた。このほか、上段側からのアクセス・上段側道路への下水排水・総工事費の抑制等、多くの条件があったが、それらを解決しつつ、琵琶湖を一望できる素晴らしい景観を最大限生かせるよう計画を行った。
傾斜地の造成は、安全かつ最小限とし、建設用地を生み出した。
眺望の良い快適なLDK、水回りの玄関付近への集約、明るい階段、高気密高断熱(外断熱)等を設けた。
外観としては、琵琶湖側にある幹線道路(敷地へのアクセス道路)から見上げた際に、周辺の建物と調和しつつも一際綺麗な建物に見えるよう、シンプルな形状と上品な色合いを採用した。